さて、串カツ素人の私が新世界の串カツ店を食べ歩く2軒目は「てんぐ」さん。
こちらも「八重勝」さんに負けず劣らずの人気店。
一体どんなお味なのか期待して訪れることにした。
「てんぐ」さんは「八重勝」さんのお隣でかなりのライバル関係にあるんじゃないか?と思いつつガラス越しに店内をチラ見するとお客さんの入りは9割ほど。
訪れた時間は20時頃だったので、早くから来られてた方はそろそろ帰られる時間だったようだ。
さっそく横開きのガラス戸をあけて店内へ。
中の厨房を取り囲むようにカウンター席が30席以上はあるように感じた。
こちらも真ん中に串を揚げる釜?が置かれていて、
注文を聞きながら順次揚げていく感じ。
ただ、キャベツは最初からカウンターの机の上に一定の距離ごとに置かれていて、「もしかして前の人の残りのキャベツ?」という疑問がありつつもまずは人切れつまんでソースに浸していただいた。
注文はやはり壁にかけられたメニューの札からランダムに
「どて焼き」「串かつ」「玉子フライ」「玉ねぎフライ」「青とフライ」「しいたけ」「アスパラ」「れんこん」と注文。
尚、「どて焼き」とは牛のスジ肉を味噌などで時間をかけて煮込んだもの。
(どて焼き)
「串カツ」は牛肉の串のことを言うようだ。
さて、飲み物を頼んで待つこと5分程度で揚げあがった串が揚げ物入れの容器にポンポンと順次置かれて出てきた。
揚げたてなので勿論アツアツ!
ここで先日頂いた「八重勝」さんとの揚げ方の違いに気づいた。
というのも、こちらの「てんぐ」さんは中の具材が見えるぐらいの衣薄めの揚げ具合で、衣たっぷりの「八重勝」さんとは違うのが見た目でわかる。
さっそくいただくとまさに「ウメー!!」って感じ。
衣も薄いながらも存在感があって、旨味十分!
その分具材が大きめなのかもしれない。
思ったよりボリューム感あるように感じたのはそのせいだろう。
店員さんも7~8名おられて、中には中国系の方もいらっしゃったが、
応対もテキパキとしていて注文した品をすばやくメモされているようだ。
また、ソースの二度づけをされてる韓国系の男性グループには
「それダメ!ソースにつけて皿に置く」と注意されてたので、
店員さんの目配りもよく効いているという印象だった。
全体的な印象として、気持ちよく串カツを楽しめ、しかもお味がいい!
お隣の「八重勝」さんが20時40分ラストオーダーなのに対し、
「てんぐ」さんは21時半まで営業なので少なくとも「八重勝」さんに比べ
30分ぐらいは閉店時間が長いのだろう。
そういう意味では「てんぐ」さんのほうが商売上手という気がした。
なぜなら、私が帰ろうとした21時前に店を出ると「八重勝」さんの店内は
お客さんはゼロだったのに、「てんぐ」さんは「串カツ食べ遅れたお客さん」が駆け込んで来られて盛況だったことでもわかる。
お会計は最初に選んだ具材プラス、その中からおかわりで三串頼み、
飲み物代コミで1970円!とお安い。
リピート客が多い人気店だということがよくわかった訪問であった。
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