京都には桜の名所がたくさんありますね!
たとえば1000本級の桜が咲き誇る名所だけでも
嵐山(あらしやま)
円山公園(まるやまこうえん)
清水寺(きよみずでら)
醍醐寺(だいごじ)
山科疎水(やましなそすい)
などがあります。
その他でも、特に京都の人に人気なのは「平野神社」の桜ですよね。
北区に行けば「原谷苑(はらたにえん)」、八幡には「背割堤の桜(せわりていのさくら)」が定番スポットとしてよく知られており多くの人で賑わいます。
とにかくこのシーズンの京都!
桜の咲いてないところって無いぐらいです。
でも、なかには「一番の見頃の時期を逃してしまった」って方もおられるかもしれません。
それに遠方の方々で京都へ行きたかったけれど、「どうしても桜の見頃の時期に休暇が取れなかった」という方もおられるでしょう。
そういった方々でも遅ればせながら楽しめる遅咲きの桜をご紹介します。
仁和寺(にんなじ)の「御室の桜」
世界遺産でもある仁和寺!
こちらで咲く桜は通称:御室桜(おむろざくら)と呼ばれてます。
御室(おむろ)って何かと言いますと、このお寺のあるのが
京都市右京区御室(きょうとし うきょうく おむろ)なんですよね。
「室」(むろ)とは僧房(そうぼう=僧の住むところ)のことらしいです。
その「室」のなかでも特に
高貴な方が住む「室」が「御室」と名付けられました。
そしてこの地がその御室のあったところで地名となったんですね。
だからそこに咲く桜も「御室の桜」「御室桜」と呼ばれる様になったんです。
ちなみに、オムロンっていう体温計や血圧計でおなじみの会社がありますが、こちらの御室が会社発祥の地なので、OMRONって名付けられました。
さて、仁和寺の桜(御室桜)は京都市内では一番遅咲きの桜として知られています。
遅咲きっていつごろかと言いますとだいたい4月の中旬から下旬頃に開花して見頃となるんですね。
拝観料(特別入山料)は大人500円、小中学生200円でちょっと痛いですが、お布施と思ってお納めしましょう。
さて、仁和寺の「二王門」というところからまっすぐ進んでいくと「中門」があって、そこから入ってすぐ左が桜園です。
木の高さは3メートルぐらいの低木で根元から枝をはって開花するのが特徴です。
本数は200本ぐらいですが、そこから眺める五重塔はインスタ映えするスポットになることでしょう。
アクセスの仕方等についてはこちらからお願いします。
続きまして、
雨宝院(うほういん)をご紹介します。
通称は西陣聖天(にしじんしょうてん)、西陣の聖天さんと呼ばれる
お寺と神社が一緒になった寺院です。
商売繁盛のご利益があって、商売人の方々の信仰があついようです。
私は春になると毎年のようにここ雨宝院さんの桜を見に訪れるのを楽しみにしています。
こちらも知る人ぞ知る遅咲きの桜で、4月中旬頃でも楽しむことができます。
特にご覧いただきたいのが歓喜桜(かんきざくら)という八重桜と
御衣黄(ぎょいこう)という緑色の桜です。
境内はそんなに広くないですが、小さな寺院ならではの独特の趣があります。
そこにいろんな桜が咲き誇るとその空間だけが別世界のように心を和ませてくれますね。
御衣黄(ぎょいこう)っていう桜はピンク色の色素の抜けた珍しい桜です。
こちらのページが詳しいようです。
この御衣黄!、私は、さきほどの仁和寺や六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)、 常照寺(じょうしょうじ)等でも数本見たことがありますが、こちらの雨宝院の御衣黄は木が大きく立派で花ぶりも一番素晴らしいと思っています。
雨宝院では拝観料はありませんので自由に境内を見て回れます!
(ってそれほど大きな境内ではありません。桜が咲き誇ると尚更そう感じます)。
インスタ映えするためか、カメラマンも数人おられますが心ゆくまで落ち着いて桜を愛でることができるでしょう。
ただし、駐車場がありませんし車で訪れるのは避けたほうが良いでしょう。
アクセスはこちらよりお願いします。
市バス「今出川浄福寺」より徒歩5分ですのでバスの利用がいいですね。
今日は仁和寺と雨宝院の遅咲きの桜をご案内しました。
また、いづれ桜の名所など、別ページでご案内できたら・・と思います。
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