梅を見に、明石は二見の御厨神社(みくりやじんじゃ)まで出かけてきました。
数年前に梅が咲いているのを知ってそれから今回で訪れるのは三度目です。
今朝の神戸新聞に御厨神社が出てましたので、懐かしくなってうちのばあさんと訪ねることにしました。
※御厨神社と、その云われについて興味のある方は一番最後に記しておきましたのでご覧ください。
さて、電車であれば山陽電鉄「東二見(ひがしふたみ)」駅から徒歩10分ほど、車で来られた方は鳥居の前に10~20台ぐらいは停められるスペースがあります。
土曜日だし、梅の時期なので混んでるかな?と思いましたが、すいていてラッキーでした。
鳥居をくぐって境内に入ると広々とした空間の真ん中に立派な社殿がたっています。
まず、神殿にご挨拶したあと、奥にある梅園に向かいました。
途中、本殿横の紅梅がちょうど満開の時期をむかえていて、その鮮やかさに最初のシャッターをパチリ!
そこからでも奥の梅園の梅が咲き誇っているのが見えます。
心を躍らせて近づくと比率にして9割ぐらいが紅梅、残りが白梅っていう感じで、全体的に八分咲き以上でほぼ満開でした(平成31年2月16日)。
後で社務所の方にたずねると、去年は二月の中旬ぐらいから咲き始めたらしいですが、今年は例年に比べて暖かいためか一月下旬ぐらいから咲き始めたそうです。
境内の梅の本数は約250~300本、奥の梅園以外にも本殿横にも梅の木が数十本立っていてこちらもほぼ満開という状態でした。
また、せっかく訪れたついでにご覧になって頂きたいのが、神社の東側にある道の向こう側、おそらく私有地だと思うのですが、そこに咲いている梅の花も綺麗です。
こちらは白梅がメインなので、道から見て神社側の紅梅と私有地側の白梅と両方楽しむことができるんですね!
社務所に立ち寄ると、人当たりの良い女の方が親切にいろいろ教えてくださいました。
基本的に、土日は社務所もあいているそうです。
いろんなお守りが置いてありましたが、「水みくじ」という、京都の貴船神社のように水につけると文字が浮かび上がる面白いおみくじもありました。
さて、梅を目当てに訪れておられる方は10人ほどでしたが、帰る頃になると厄除け祈願にこられてる方も増えて境内には数十人はおられたと思います。
それでも神社の敷地が広いのでお子さん連れやお年寄りでもゆっくり梅を楽しむことができます。
超有名観光地の梅もいいですが、静かにゆっくり愛でる梅もまた格別だな~と思いました。
「御厨神社」は東播磨のちょっとした穴場スポットだと思いますね。
御厨神社について
この神社は神功皇后が西の方の征伐に向かわれる際に立ち寄られたところで、そのときにそのときに土地の者が食物を奉じたことから、御厨(みくりや=神様に捧げる神饌(しんせん)をお出しするところ=調進)という地名になったようです。
他にもいろんな歴史的云われがあるんですが、中でも菅原道真(すがわらのみちざね)公が、太宰府(だざいふ)に流される際に途中立ち寄られたところとしてもいろんな史跡がのこっているようです。
で、菅原道真さんっていえば「梅」ですよね!
なので、境内には梅が植えられ、季節になると梅の花が咲き誇ります。
この御厨神社はここから車で5分ほどの「君貢(きみつぎ)神社」が本宮となるようですが、現在の君貢神社は海に面する小高いところにこじんまりとして祠のようにしてたっています。
そこに、菅原道真公が一夜の宿とした「仮寝の岡」や手植えされた「仮寝の松」という石碑が残っています。
御厨神社の厄除大祭は1月18、19日
また、素蓋嗚命(スサノオのみこと)も合祀されているため、
7月の10日と11日には祇園祭がおこなわれます。
一番盛り上がるのが10月の20日~26日の間の土日に行われる秋祭りで屋台が100店舗以上、神輿8台が出て、元気をもらえるそうです。
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