みなさんは「京都検定」って聞かれたことおありでしょうか?
長年に渡って人気が衰えず、今も挑戦する方も多い「ご当地検定」ですね!
なんで「京都検定」の受験者が他の検定に比べて多いのか?って言いますと、
それだけ京都が人気ある地域だからでしょう。
主催は「京都商工会議所」で、正式名称「京都・観光文化検定試験」として、
年に一回、年末の12月上旬の日曜日に試験が行われます。
会場は京都では同志社大学や龍谷大学、京都学園大学、東京では青山学院大学等で行われますね。
ちなみに私の時は京都の大谷大学でした。
○「京都検定って何級まであるの?」
さて、今日はその京都検定の3級についてその勉強法等を書いてみようと思いますが、
そもそも何級から何級まであるの?っていう疑問がわいてきますよね。
結論から言いますと1級、2級、3級とありまして、
3級は京都通を目指すためのまず第一歩、基礎コースという感じかと思います。
① 京都検定3級を目指す学習方法
さて、まず3級の合格を目指すには
『新版 京都・観光文化検定試験公式テキストブック』を購入して下さい。
このテキストは2級、1級を目指すにあたっても一番使いますのでいつも手元に置いておいてくださいね。
試験問題はこのテキストより90パーセントが出題されますので、テキストさえみっちりやっておけば合格できます。
でも、そうは言っても試験慣れしてなければ、最初の数ページを読んだだけで嫌気がさすかもしれませんね。
しかし、過去の問題を調べて見ますと、そんなに「細かいことを覚えておく必要は無い」レベルの問題なので、難しいなと思う事項はとりあえず後回しにされたほうがいいと思います。
細かいことにつまづいて、足を取られるより、一つのお寺なり、祭りなり、名物に関して、ポイントとなる事項を2~3こづつ選び出して、それをまず覚えることからはじめるのが良いと思います。
その覚え方も頭ごなしに覚えるというよりは実際にテキストを持って現地に行ってみるという方法をお勧めします。
例えば、今宮神社に行ったなら、ポイントとなるのは「やすらい祭り」「あぶり餅」「阿呆賢(あほかし)さん、もしくは「重軽石」(おもかるいし)がテキストに出ているはずですから、現地で見て触って確認する!
そしてそこから連想ゲームのようにして覚えてゆくと一気に知識の集積が進みます。
例えば「今宮神社」→「やすらい祭り」→「京都三大奇祭」→「広隆寺の牛祭」と「鞍馬 由岐神社の火祭」→各々の祭りの行われる時期→その時期に行われる他の祭り・・と言う風に連想を広げて覚えられるところまで覚えます。
また、「今宮神社」→「あぶり餅」→「一文字屋和輔(いちもんじやわすけ)1000年」と「本家 根元 かざり屋(ほんけねもとかざりや))400年」・・
ここから他の神社の神饌(しんせん)菓子まで連想を飛ばして(例えば、北野天満宮の「粟餅」(あわもち)、長五郎餅(ちょうごろうもち)、上賀茂神社のやきもち、下鴨神社のみたらし団子等など)まで飛んで覚えられれば完璧です。
このあたりはテキストにも出ているはずですので、テキストを持って、実際に現地まで出向いて目で見てビジュアルで覚えておくようにすれば忘れにくくなりますね。
ここまで完璧にできれば、確実に3級は合格するでしょうし、将来、2級の受験を目指すなら、その合格水準のかなりのところまで来ていることになると思います。
どんな試験でもそうですけど、自分の目指す級より一つ上の級を目指す学習をしておけば、いざ試験となっても問題が簡単に感じられるようになるはずです。
さて、テキストを完璧に覚えれば、そして実際現地に行って映像として記憶すれば3級どころか2級も合格できますけれど、三本目の矢として過去問を徹底的にやるということが大切ですね。
とりあえず、『京都検定 問題と解説』という本をご覧ください。
この問題集は過去の1~3級の問題が年ごとに収められていて、2級以上を合格するには必須の本です。
なので、3級受験を目指すあなたにとってはとりあえず3級で過去に出題された問題はすべて目を通して、更には2級の問題も解いておいてくださいね。
なんなら、今の実力をはかるために何も見ず、とりあえず解いてみるってこと、試してみてください。
そこで、間違った問題、わからなかった問題の個所を徹底的にテキストで復習してくださいね。
以上、私の記述したことをその通りできれば3級どころか2級にも合格するかもしれません。
なので、上記学習方法を「かなりやった!」って心から思えるなら、是非、2級と3級を併願して受験してみてください。
2級と3級は同じ日ですが、受験時間が違うので両方受けられるんですね。
3級本命であわよくば2級も!って欲張り過ぎですか?
でも、そこまでやってこられたあなたなら初めての受験でも2級合格できる可能性はそこそこあると思います。
ただし、3級、2級とも試験は90分ですので、100点を目指して完璧に臨むのではなく、70点で合格しますので、頭が疲れないように力配分を調整して頑張って下さいね!
最後に、どうしてもテキストが馴染めないって方のために「京都検定3級虎の巻」 という本をご紹介しておきます。
コンパクトに大切なところがまとめられていますので、この本だけでも何度も読み返して3級合格されるように頑張ってみてください。
3級の試験は100問あって四択問題で内10問が公開テーマ問題として、毎年決められたテーマから出題されます。
そのうち70個以上正解で合格っていうことになります。
では・・次回は2級についてお話させていただきますね!
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