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京都の観光スポット、名所で舞妓さんに遭遇したいなら!

 

 

京都って言えば舞妓さん!って思われる方、
かなりいらっしゃるんじゃないですか?

私もはじめて舞妓さんを見たときはなんかドキドキしました。

どうやったら舞妓さんに会えるんだろう!?
なーんて思いながら「花見小路」あたりを
ブラブラしていた思い出もあります。

その頃は京都の「五花街」(ごかがい)ということも知りませんでしたし、「舞妓」さんと「芸妓」さんの違いもわかりませんでした。

みなさんの中にもご存知で無い方もたくさんおられると思いますので、
簡単にご説明しておきますね。

まず、「五花街」っていうのは名前のとおり
京都には五つの花街
(遊芸を楽しむ遊里=芸舞妓さんと楽しく遊ぶところ)
があるんですね。

その五つの花街、それぞれにその花街に所属する
芸舞妓さんがいらっしゃるというふうに
覚えておいてもらえればと思います。

ではその花街とは

祇園甲部(ぎおんこうぶ)、
先斗町(ぽんとちょう)、
宮川町(みやがわちょう)、
上七軒(かみしちけん)、
祇園東(ぎおんひがし)

というふうに五つあります。

大体の花街祇園からそう遠くないところにあるんですが、
上七軒だけは北野天満宮(きたのてんまんぐう)の近くにあります
(花街としての歴史は一番古い)。

北野天満宮では2月25日に「梅花祭」という有名な行事があります。

そこで野点(のだて)と言って、
芸舞妓さんが野外で立てたお茶を、訪れた方々に
手渡しで振舞ってくださいます。

その芸舞妓さん達は上七軒に所属されてる
芸舞妓さんってことになります。

つまり、手っ取り早く舞妓さんにお会いしたいなら
北野天満宮の「梅花祭」に行かれれば一番間近で
舞妓さんに会えるってことになりますね。

おっと~!ここでひとつ申し上げておきますと、
芸舞妓さんに会える方法は実際にお茶屋さん
(つまり芸舞妓さんとお遊びするところ)に呼んでもらって
一緒に遊ぶってことが一番なんですけど、
我々庶民にはそんな時間もお金もないですし、
第一、「一見さんお断り」(いちげんさんおことわり)
な~んて言われたショックですよね~。

なので、一般人が街中を歩く舞妓さんに会うためには!
ってことにしぼってご案内させていただきます。

《舞妓さんと芸妓さんの違いについて》

さて、舞妓さんっていうイメージから何を思い浮かべますか?

そうですね!
京ことばを使い、綺麗な着物を着てお粉を塗った
おぼこい少女っていう感じですかね~。

見た感じを簡単に言いますと
「だらりの帯にこっぽりを履いて、
結った髪に季節の簪(かんざし)をさし、
西陣織のような立派な着物姿」
の少女ですね。

なので、後ろ姿を見て、だらり・・と、
ふくらはぎか足首のあたりまで伸びた帯であればまず、
舞妓さんに間違い無いでしょう。

だって、普通の人だと腰のあたりで帯を締めて
そんなにだらりとは帯を伸ばしたりしませんからね~。

さらに、「こっぽり」と言って、
普通の人が履いたら「歩きにくいやろ~!」
ってツッコミが入りそうな・・
底の部分が分厚く、
つま先に比べてかかとの部分が高い履物を履いてるので、
これを履いていれば舞妓さんに十中八九間違いありませんね。

(舞妓さんは「こっぽり」を「おこぼ」と呼びます)

極めつけは(かんざし)です。
一月は「松竹梅」、二月は「梅」、
三月は「菜の花」、四月は「桜」・・・
と各月ごとに簪のデザインが変わるのは
舞妓さんの大きな特徴ですね。

さて、じゃ~芸妓さんはどうか?っていうと、
見た目は普通の芸者さんかな?っていう感じです。

だらりの帯でもないですし、
おこぼを履いているワケでも
季節の簪をさしているワケでもありません
(芸妓さんは下駄がメイン)。

さらに、髪型が舞妓さんと違って
「島田」とかいういかにも芸者さん!
っていう大人びた髪型に変わりますね。

舞妓さん時代は「割れ(り)しのぶ」、
「おふく」と呼ばれる髪型が多いです)

ちなみに、舞妓さんは自毛、芸妓さんはカツラです。

また、ちょっとわかりにくですけど、
襟をご覧いただくと舞妓さんは「赤」、
芸妓さんになると「白」に変わるんですよね。

つまり、「舞妓さん」が成長して、
晴れてひとり立ちすると「芸妓さん」になるってことです。

舞妓さんはひとり立ちするまで、
屋形(やかた)という置屋(おきや)で過ごします。

つまり今でいうところの住み込み生活している場が屋形ですね。
ひとり立ちできるまでに成長すると
置屋から出て芸妓として一人前になるんですね。

 

《どこで舞妓さんに会える?》

さぁ~芸舞妓さんについて簡単にご紹介して、いよいよ本題です。

まず、私の経験からして五花街のうち
宮川町」か「上七軒」の花街に行かれると
舞妓さんに遭遇できる機会が多かったですね。

この二つの花街は昼間から舞妓さんが芸のお稽古のためか、
はたまた所要のためか、歩いている姿をよく見かけます。

とくにオススメは繁華街に近く、
石畳の風情が豊かな「宮川町」ですね。

宮川町っていう町名は祇園祭の際、
八坂神社のお神輿を鴨川の水で洗うんですが、
その場所の町名としてお宮さんの川、
すなわち宮川町と名付けられたんですね。

宮川町は今も石畳っていうんですかね、
情緒ある小路が通ってて、
両脇には風情あるお茶屋さんの店が立ち並んでいます。

そして、中心部には芸舞妓さん
踊りの芸を鍛錬する「宮川町歌舞練場
(みやがわちょうかぶれんじょう)があります。

運がよければ、練習を終えた芸舞妓さん
一斉に出てこられる場面に遭遇できます。

私は宮川町のゲストハウスに泊まることが多かったんですが、
夜になってそこの窓から眺めていると、
たいてい、ひと組かふた組みぐらいは
タクシーに乗った芸舞妓さん
乗降されるのを目にすることができました。

宮川町で宿泊していて一日を通し、
芸舞妓さんに逢えなかったことは一度も
無かったっていうぐらいでした。

なんせ、まわりはお茶屋さんが多いですからね。

また、そのゲストハウスの前を通って
どこかに向かわれる舞妓さんを何度も目にしました。
優しい舞妓さんだと、
こちらが挨拶するとにっこりお辞儀をしてくれます。

さて、そういった自然に出会えるシチュエーションの他に、
行事とかで出会える舞妓さんも多いです。

たとえば、京都駅前のイベントで舞妓さんが呼ばれてたり、
八坂神社の節分などの行事では舞妓さんが豆まきとかされます。

また、五花街芸舞妓さんが一斉に集う
都の賑わい」っていう催しが
6月下旬ごろに京都の「南座」で行われます。

花街によっての踊りの違いとか見れますし、
さすがはプロの踊りということで圧巻です。

五花街舞妓さんの「祇園小唄」の振り付けは
艶やかでかわいいし、本当に何度も見たいほど心が和みます。

催しでは無いですが、行事っていうことになりますと、
芸舞妓さんの「事始め
(一年の区切り。この日から正月の準備をはじめる)
に合わせて五花街に訪れると
たくさんの舞妓さんを目にすることができます。

その事始め、毎年12月13日に決まってるんですね。
なので全国からたっくさんのカメラマンさんが
芸舞妓さんの写真を撮りに五花街に集結します。

私も何度か行きましたが、芸舞妓さんたちが
寸時を惜しんで、
日頃お世話になっているお茶屋さん
順番に挨拶回りをされてるのを何十人も見かけます。

なので、ちょっと舞妓さんの表情も緊張して硬いようです。

この日だけは着物も黒の紋付?で
私たちで言うところの礼服のような出で立ちで
挨拶回りされるんですね。

この挨拶回りの12月13日
五花街近辺にこられるかたはラッキーかもしれません。

まだまだ、舞妓さんが呼ばれてるイベントや
行事などもたっくさんあると思いますし、
みなさんも偶然目にされたりする機会もあるかもしれません。

私も清水寺に行く途中の日限地蔵さんのところで
舞妓さんの撮影ロケに遭遇したこともあって、
二人のかわいい舞妓さんとお会いすることもできた経験があります。

以上、舞妓さんと会えそうな場所、シチュエーションを書きましたが、これ以外にもいろいろあると思いますので、また耳より情報などあったら私にも教えてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

こんにちは! アラシス元気なしょくじんです。
書くこと、どっかええとこ探すこと、食べること、面白いことが好きなので耳よりで便利な情報など、どんどんアップしていければと思ってます。
地元、兵庫の情報や近畿地方の耳より情報が多くなると思います。
また、「京都検定1級」取得していますので京都、奈良(奈良検定は1級取得)の情報もご期待ください!
皆さんもこんなええとこあるで~という情報ありましたら、お教えくださいね。ぶら~り訪ねてみます!

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