京都は天候が変わりやすいな~って・・
みなさん、ご経験おありになるんじゃないですか~?。
京都人は昔から
「弘法(こうぼう)さんが晴れやったら天神(てんじん)さんは雨やな~」と俗な格言みたいにして語り継いできました。
「弘法」さんって誰かと言うと
平安時代に活躍した空海(くうかい)さんのことですね。
「真言宗」(しんごんしゅう)っていう
仏教の宗派を開いた方です。
で、「弘法さん」っていうのは
その空海さんの命日にあたる21日に毎月開かれる
「東寺」(とうじ)の市(弘法市)のことです。
なんで「東寺」か?って言いますと
元、教王護国寺(きょうおうごこくじ)って言われてた東寺が
空海さんの開いた真言宗の総本山(つまり親方)だからですね
(ちなみに和歌山県の高野山の金剛峰寺(こんごうぶじ)
も真言宗の総本山です)。
そしてもうお一方・・
天神さんって誰?ということですけど、
同じく平安時代に活躍された
菅原道真(すがわらのみちざね)さんのことですね。
京都に限らず、全国に天満宮さんがあると思うのですが、
2月25日に縁日が開かれたり、
祭事が催されたりするお宮もあるかと思います。
何で25日かって言いますと実は菅原道真さん、
生まれた日が6月25日、亡くなられた日も2月25日・・
と25日に縁があるからですね。
そして、25日の縁日に市が開かれるのが
北野天満宮(きたのてんまんぐう)です。
さて、最初の格言に戻ります。京都人が語り継いで来た
弘法さん(つまり21日)が晴れならば、
天神さん(つまり25日)は雨かもね!って言うのは
それだけ京都では天気の周期が変わりやすいっていうことを
暗に例えてるってことなんですね。
だったら、逆も真なり!ってことで、
弘法さんの日が雨だったら、天神さんの縁日は晴れる
可能性が高いってことも言えるかも?です。
で、本題はここからです。
雨の日って京都の旅に限らず、イマイチ気分が乗りにくい・・
つまりテンションが上がりにくいですよね。
そんなときにおススメなスポットを私の独断でご案内させて頂きます。
そのⅠ
京都の賑わいスポット!
新京極(しんきょうごく)から錦市場(にしきいちば)へ!
史跡や見どころも多い商店街を歩く!
市内の一番の繁華街、
ショッピングストリートって言えば
やはり四条通(しじょうどおり)ですが、
その四条通から三条通(さんじょうどおり)にかけて、
南北に500m続くアーケードの繁華街が「新京極」です。
「新京極」や「錦市場」って
それだけでも観光スポットと言えるんですけど、
アーケードなので雨に濡れない!!
ここが大きなポイントです。
場所はこちらのサイトからご覧ください。
服飾や食べ物やさん、
それに変わったところでは
「フクロウの森とヒョウ猫の森」や
「豆柴カフェ」っていう動物と触れ合えるカフェ
が出来て人気がありますね。
それにこの「新京極」は香水の店が多いことでも有名です!
また、
等、歴史的な由緒や伝説の伝わる
神社仏閣、史跡が多数あるって素晴らしいですよね!
しかもアーケードのある通りに面してるので雨に濡れません。
また、1本西にある南北の通り、
寺町通(てらまちどおり)も
アーケードのある賑やかな商店街が、
新京極に沿うように続いています。
この寺町通、一番北まで行くと
「本能寺」(ほんのうじ)があります。
織田信長(おだのぶなが)の時代は
ここには無かったんですが、本能寺の変後、
こちらに移転してきたお寺です。
ということで、行きは「新京極」、
帰りは「寺町」の通りを歩くのもいいですね!
(逆でもいいですしね!)
それとこの「新京極」や「寺町」と交わるように
「四条通」のひと筋、北をはしる東西の通りが
錦小路通(にしきこうじどおり)で
有名な「錦市場」(にしきいちば)があります。
昔から「京の台所」と呼ばれてますが、
今ではかなり観光地化してきましたね!
青果店、鮮魚店、乾物店、惣菜店など
約130店舗が3mほどの幅の路地にひしめき立っています。
こちらも約400m続くアーケードの通りとなってますので、
雨の日でも傘をささなくていいですね。
でも下が石畳(いしだたみ)のようなので
すべらないように注意してくださいね。
以上、新京極、寺町、錦小路を
ショッピングや珍しいお店、神社仏閣等の史跡を
見て回るとおおかた半日以上、
途中、休息にカフェに寄ったり
食事をしたりしながらじっくり見て回れば雨の日、
一日楽しむことができるでしょう。
その2
文化施設の集まった岡崎の地で美術や芸術、京都の伝統にふれてみる!
平安神宮や岡崎公園の東側に開けた区域があって、
そこに文化施設、美術館などが固まってるんですよね。
通称:「みやこめっせ」と呼ばれる
京都市勧業館(きょうとしかんぎょうかん)
もその一画にあります。
その立派な建物の地下1階に
「京都伝統産業ふれあい館」があって、
京都の伝統産業の伝統工芸品が約70品目、
約500点が常設展示、さらに販売もされてるんです。
こちらでは、京人形や西陣織(にしじんおり)、
清水焼(きよみずやき)や京友禅(きょうゆうぜん)等など、
様々な伝統工芸品が実物やビデオと共に展示されてて、
説明もわかりやすく、
興味のある方はとても楽しめると思いますね。
また、イベントを催されてるときもありますので、
そういうときに訪れられたらラッキーかもしれません。
また、近くの同じ区域内には
京都市美術館(最近ではフェルメール展がありました)や
京都国立近代美術館がほぼ隣接していて
芸術や美術に関心のある方ならきっと堪能できると思います。
変わったところでは先ほどの
「みやこめっせ」の北西あたりに
「細見美術館」(ほそみびじゅつかん)があります。
私も以前、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)展等を
楽しむことができました。
七宝焼き(しっぽうやき)に興味のある方なら、
少し離れますが、
並河靖之(なみかわやすゆき)七宝記念館を
訪ねられても良いでしょう。
以上、この岡崎の地は
岡崎公園の地下に大きな駐車場がありますので、
車で行かれると便利ですね!
そして、お腹がすいたら
京都の有名なうどん屋さん
「山元麺蔵」(やまもとめんぞう)さんや
「岡北」さん、
洋食(特にオムライス)の「グリル小宝」(こだから)さん等、
普段行列のできる人気店でも
雨の日なら混雑も少しましかもしれませんしね。
この区域にある建物を歩き回るだけですので、雨の日でもそう濡れなくて済むと思います。
小ぶりであれば平安神宮を訪れられてもいいかも!?ですね!
さて、今日最後のおススメは「定期観光バス」に乗る!です。
少し料金がかかりますが、
その分移動において濡れないですし、
時間の節約にもなりますね。
基本コースとして30コース以上ありますので、
まだ行ったことないところ、
季節限定の特別拝観をやっているところ、
等をこちらのサイトから探してみてください。
特に雨の日におススメなのが、
や、城の内部を見て回るのに時間を要したり、
庭園をまったりということであれば
ちょっと高いですが、特別感のあるコースは
等、
季節やそのときの特別拝観できる場所とかによって都度コースがつくられますので
こちらでチェックしてみてください。
他、雨の日の過ごし方については
京都タワーに昇ってみたり、
アーケードのある
伏見の大手筋商店街(おおてすじしょうてんがい)や
二条城近くの
三条会商店街(さんじょうかいしょうてんがい)等も、
その商店街の界隈に結構有名な史跡や観光スポットが
ありますので、雨に濡れることが少なくて楽しめると思います。
また、新たな雨用のスポットがありましたらご紹介しますね!
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