こちらでは京都の地下鉄の「東西線」についてご案内させていただきますね。
(「烏丸線」についてはこちらのページでご案内しております)
「東西線」は京都市内の東西のメイン通りのひとつである「御池通」(おいけどおり)の地下をメインに走っている地下鉄だと覚えておいてください。
ここでまた、京都市交通局の出している路線図をご覧ください。
このファイルでわかるように「烏丸御池」(からすまおいけ)駅で「東西線」(赤色の線 T13)と「烏丸線」(青色の線 K08)が交わっていますよね。
つまり、この「烏丸御池」駅で京都市内の東や西に向かうことができるということなんです。
この「東西線」の特徴としては、山科(やましな)あたりから急に南下するルートをとるということですね。
さきほどの路線図をもう一度ご確認いただくと「御陵」(みささぎ)駅から「山科」駅にかけて・・のあたりから急に直角に南の方に曲がっているのがおわかりいただけるとおもいます。
それとお気をつけ願いたいのがこの「東西線」、京阪電気鉄道(以下、京阪)の「京津線」(きょうつせん)と相互乗り入れしているということです。
ややこしいのは山科に行く場合です。
地下鉄の駅は「山科」駅ですが、京阪の駅は「京阪山科」駅という違いです。
なので、もし地下鉄の「山科」駅までの切符を買った場合に「京阪山科」駅で降りると手前の「御陵」(みささぎ)駅から「京阪山科」駅までの京阪電車の乗越運賃をとられてしまうということなんですね。
「御陵」駅までは地下鉄の車両に乗っても京阪の車両に乗っても同じ料金なのに「御陵」駅を過ぎると地下鉄は地下鉄の料金、京阪は京阪の料金になるということです。
たぶん、私のつたない説明では理解しがたいと思いますので、山科に行こうとされる場合だけ駅員にたずねられるか、こちらでご確認ください。
特に京阪電車で「御陵」駅より向こうに行かれる場合、券売機も乗り継ぎのボタンとか押して慣れなければ複雑に感じられると思いますので・・。
さて、このページでは地下鉄についての記事に集中したいと思いますので、京阪についてはまた別途、別ページでご案内したいと思います。
では、地下鉄「東西線」の沿線付近で注目の施設や観光スポットについてです。
まず、「烏丸御池」駅から東に向かうと「京都市役所前」駅です。
駅名のとおり、地下から上がると京都市役所に出ます。
また、「京都ホテルオークラ」や寺町通(てらまちどおり)という繁華街に近いのはこちらの駅ですね。
高瀬川(たかせがわ)という高瀬舟でものを運んでいた川の船着場、
高瀬川一之船入(たかせがわいちのふないり)という史跡もこちらの駅が近いでしょう。
そして次の「三条京阪」(さんじょうけいはん)駅は京阪電車の京都の表玄関と例えてもいいぐらい交通量も多く、市バス、京都バス、京阪バスなどの発着数、経由が市内トップ3には入るだろうというぐらい京都観光に欠かせない駅です。
なので待ち合わせ場所にも便利で、京阪の本線とも乗り換えがしやすいので是非覚えておかれるといいです。
ただ、注意しないといけないのは、いくら地下鉄東西線にも京阪電車が走っているからと言っても、「東西線」から京阪本線に乗り換える場合、改札を一度出て乗り換える必要があるんですね。
「三条京阪」駅からは三条大橋やそれを渡って三条の繁華街、先斗町や木屋町等に行くのが便利ですね。幕末の志士たちの史跡も多いです。
続いて「東山」(ひがしやま)駅ですが、こちらからは青蓮院(しょうれんいん)というお寺(駅から南方向)や、駅から北に向かうと平安神宮や京都市美術館、京都国立近代美術館、京都市勧業館(通称:みやこめっせ)、岡崎公園、京都市動物園などに行かれるのに便利です。
さて、市内中心部をメインに地下鉄の駅やその駅が最寄り駅となる観光スポット等をご案内していますが、「東西線」の東の区切りの駅としてとりあえず「蹴上」(けあげ)駅までのご説明にとどめておきますね。
これ以降の駅については主に生活のための線という意味合いが強くなりますので、観光でこられた方には知っておかねば不便というほどでもないからです。
で、その「蹴上」駅ですが、こちらは地上の景色で言うとちょうど坂道をあがって行こうとする地点に当たりますので地下から上がってきた時に他の駅よりも殺風景な感じを受けると思います。
ですが、観光スポットとしては南禅寺(なんぜんじ)や金地院(こんちいん)、琵琶湖疏水記念館(びわこそすいきねんかん)、桜の名所のインクライン(昔、琵琶湖から水を引いて物資などを運搬した時の船を乗せて運ぶレールのひかれた跡)等、よく知られた観光施設、名所が近いんですよね。
また、都ホテルの最寄駅でもあります。
さて、では「烏丸御池」駅より西の方角の駅を見ていきましょう!
まず、「烏丸御池」駅の次の駅が「二条城前」(にじょうじょうまえ)駅ですね。
こちらはその名の通り「二条城」に行かれるのに便利な駅です。
また、神泉苑(しんせんえん)や三条会商店街に行かれるのにも近いですね。
次の駅の「二条」駅からも三条会商店街に行きやすいですが、二条城は先ほどの「二条城前」駅のほうが入城門が近いのでそちらの駅を利用されて下さい。
東西線の西の終点駅である「太秦天神川」(うずまさてんじんがわ)駅は京福電気鉄道嵐山本線(けいふくでんきてつどうあらしやまほんせん)通称:嵐電(らんでん)と接続している駅ですね。
嵐電の駅名は「嵐電天神川」(らんでんてんじんがわ)駅です。
このあたりは路面電車の区間となっていて、地下鉄を降りて地上に出たところの道路の真ん中に駅(乗降場)があります。
嵐電はもちろん、嵐山まで行く電車ですが、最寄駅にもいっぱい見所がありますので別の機会に記事を書いてみたいと思います。
最後に、東西線の車両についてご説明しておきますね。
東西線には赤い線の入った車両とブルーの線の入った車両の二種類の車両が走っています。
赤い線の入ったほうが地下鉄の車両で、ブルーの目立つ線の入った車両が京阪の車両です。
「太秦天神川」駅~「御陵」駅間はどちらの車両に乗られてもオッケーですが、「御陵」より遠方まで乗車される場合は行き先の駅が地下鉄か、京阪かによってそれに応じた車両に乗られるようにされてくださいね。
乗車される際の行き先表示とアナウンスでよくご確認下さい。
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