西播磨 GW 花めぐり 医王寺のボタン 應聖寺(おうしょうじ)のアヤメ、大シャクナゲ
GWも後半に入りました!
ちょっと遅ればせながら~・・
お花の見所を少しご紹介します!
医王寺(いおうじ)
姫路市の東部に医王寺(いおうじ)という牡丹で知られるお寺があるんです!
このお寺、今から10年ほど前にご住職が多種多様な品種を有名な産地から譲り受けられたのがボタン寺の始まりだそうです!
中国道沿いの側道を走り在所に入っていくとお寺はすぐに見つかります!
お寺の前を通り抜けたところに駐車場があり、10台ほどは停められそうです。
お寺に近づくと既に何十鉢、いや100鉢以上はあるかと思われるボタンの植木鉢が目に飛び込んできますね!
GWも半ばを過ぎたことなのでボタンはもしかしてもう散ってるかな?と不安でしたが、なんとか半分以上の花は開花真っ盛りという状態でした!
早速車を停めて山門から境内に入らせてもらいました。
すると、お堂の前からその前面に広がるように鉢が置かれ、色とりどりのボタンの花がお日様に微笑むように首をもたげているんですね!
それぞれの花にはアブやハチなどが嬉しそうに蜜を吸いに来ています!
やはりボタンの花って大ぶりで実に艶やかです!
あまりの重厚な花の重さに茎が折れてしまわないか・・と心配するぐらい短い開花の時期を精一杯色づこうとしてる・・その姿が可愛らしく、かいがいしく感じられますね!
この医王寺・・実は500種類、1,100鉢+100株で合計1,200ぐらいのボタンの花を世話されています。
そして、珍しいのは黒ボタンと呼ばれる黒系統の花を咲かせる15種です。
医王寺はお寺なので本堂にまずもってお参りするのが作法だと思うのですが、そのお隣に寺務所を備えられた立派な建物があって、そちらに数十鉢の黒系統のボタンが置かれています。
何故かっていうと黒ボタンは日光に弱いからなんですね!
なので、訪れられた際は、是非、建物の中に入って素晴らしい黒ボタンを鑑賞されるのをオススメしたいです!
今年は桜の開花が早かったので、ボタンの開花も例年より1~2週間早かったようです。
お寺の方がおっしゃるには桜の開花から2週間遅れぐらいがボタンの開花時期としての目安になるそうです。
さて、書き遅れましたが、医王寺は曹洞宗(そうとうしゅう)という禅宗のお寺なんですね!
なので、お堂の中では座禅を組むための座布団が数十個置かれています。
なんでも、野球のリトルリーグの少年たちが定期的に坐禅を組んで精神修養をされにこられているらしいです。
で、一般の方は?っていうと、希望があれば受け付けて下さるようなので、ご住職の都合などを確認されて、座禅を組むこともできるとのことです。
きっといい経験になるでしょうね!
また、境内ではたくさんのバケツや水槽が置いてあり、その中では「めだか」が元気に泳いでいました!
なんでも、前日まではいい品種は有料で、普通のめだかは無料で訪れられた方々にわけられていたそうです!
なんともサービス精神のいいお寺でしょうか!
言い忘れましたが、ボタンを鑑賞するのも無料で拝観料なども無し!
めだかもわけてもらえる!!って最高じゃないですか?
もし、ありがたい!って思えばお布施として賽銭箱に多めにお賽銭を入れさせてもらえばよろしいか思います!
姫路の飾東郡という田舎の村に医王寺あり!
今後、もっとボタンの寺、メダカの寺として地元から全国へと有名になっていかれるのは間違いないんじゃないかと思います。
應聖寺(おうしょうじ)
夏ツバキで花の寺として有名な應聖寺(おうしょうじ)ですが、それだけでは無いってことをレポートしたいと思います。
「紗羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」・・
平家物語で有名な沙羅双樹(さらそうじゅ)の木は日本では夏ツバキで代用されることが多いようですが、こちらの應聖寺ではその沙羅双樹≒夏ツバキが6月中旬~7月上旬に開花することで賑わうお寺です。
しかし、しかしですよ!
実はこの應聖寺は春に咲く「ヒマラヤシャクナゲ」がご自慢のお寺でもあるんですね!
普通、シャクナゲ(石楠花)って言いますと、せいぜい背丈ぐらいの大きさの低木な種だと思われてると思うんですが(実際私もそう思ってました)、こちらのシャクナゲは高山に自生する高木のヒマラヤシャクナゲ!で、何と高さが6、7メートルもあるんです。
ただ、植わっているのはこの木一本だけです。
しかし、遠目(お寺の参道あたり)にもその鮮やかな赤が目に入るぐらい、境内を彩っている・・この時期お寺の中でも主役の木でもあるんですね!
高木のため、どうしても下から見上げる恰好となるんですが、傍に奥の院の祈願所に至る階段がありますので、何段か上って振り返ると全体の木を見渡すことができます。
このヒマラヤシャクナゲは1980年に祈願堂(奥の院)の建立を紀念して植えられたとのこと。
だから、祈願所の階段前に植えられているんですね!
この應聖寺も志納金200円を納めれば境内を見て回ることができます。
そこで更にこの時期注目したいのが「アヤメ」!です。
アヤメって・・杜若(カキツバタ)や花菖蒲(はなしょうぶ)とどう違うのか?っていうのはここでは説明できないんですが・・
とにかく、湿地帯でない所に咲く紫っぽい花がアヤメってことでよしとしてください!(面倒くさがりでスミマセン・・汗)
でも、意外とアヤメが綺麗に揃って咲いている光景ってあまり見かけないと思いませんか?
しかし、この應聖寺の駐車場近辺には見事にアヤメが一列に美しく咲いているのを楽しむことができるんです。
・・言い忘れてましたが、應聖寺の駐車場は数十台停められはしますが、ナツツバキの頃になるとその花目当てに訪れられる方が押し寄せますので、駐車場は混雑します。
一応参考写真を載せて起きますので、これからでもまだまだ間に合います!(まだつぼみのアヤメも多数ありました!)
それにGWの真ん中あたりでしたが、紫と白の藤の花も非常に美しいです。
ただ、藤の花の周囲はクマバチも多いので気をつけてくださいね!
他、黄色やピンクのツツジや大ぶりな花の牡丹も同時に楽しめます。
もう少し時期を過ぎれば(6月頃?)睡蓮(すいれん)が見頃となると思われます。
とにかく、春から夏にかけて途切れることなく見頃の花を楽しめる應聖寺さんへ是非訪れられることをオススメしたいです!
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