油日神社(あぶらひじんじゃ)
以前から気になっていた油日神社へ出かけてきました。
駐車場は少し離れたところにありますが、30台ぐらいは停められそうでした。
そこから鬱蒼と茂る杉木立の神苑を横に見ながら玉垣にそって歩いて行くと鳥居が見えてきます。
丁度、GWを間近に控えてお宮を清掃する人達が作業しておられました。お宮の前の参道は遅咲きの桜が丁度咲き誇っていました。御衣黄(ぎょいこう)桜も一本見かけましたので思わずパチリ!
装飾の施された門を入ると拝殿があり、その奥には流造の本殿が杉木立を背にして建っています。
境内で気になったのは「大きな高野槙(こうやまき)の木」!
樹齢 750年、高さ 35mの槙の木は本家本元の高野山にも存在しないぐらいの立派さ。
まさにご神木と呼ぶにふさわしい貴重な大木ですね!
そんなに大きなお宮ではありませんが、5年に一度行われる「奴振り(やっこふり)」という行事が行われる神社として知られています。
ではその「奴振り」とは一体なんでしょう?
5年に1度の古式祭で総勢250名の大行列が神社から甲賀駅までの往復およそ10kmを練り歩きます!
奴は「長持奴」3名と「挟箱奴」4名「毛槍奴」2名「押え」2名で甲賀武士の結束の中心でした。「奴振」は、その社参行列が起源らしいです!
神社の名前でもあり、地名でもある「油日」とは御神体(つまり神さんが宿っているの山)である「油日岳」というところに大明神という神様が来られ「油を燃やしたときのような強烈な光」が発せられたところから名付けられたようです。
このあたりはやはり甲賀の里ですので、昔の甲賀武士や忍者たちが集って結束を固めた場所でもあるようです。
櫟野寺(らくやじ)さんからはほぼ道一本で往き来できるので、一緒に訪ねられるのをおススメしたいですね。
櫟野寺(らくやじ)さんについてはこちらより
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