秋も深まってくると各地で紅葉の便りがオンパレードとなりますね。
皆さんはどこか素敵な紅葉の穴場スポットってご存知ですか?
または、みんな知ってるけどここは外せないでしょ!っていうお気に入りの人気スポットっておありでしょうか?
さて、紅葉って言えば、だいたいが、モミジかイチョウってとこで相場は決まってますが、加古川にはそれらに負けず劣らずの紅葉の名所、永昌寺(えいしょうじ)があるんですよ!
でも、こちらのお寺の見どころはモミジやカエデ、イチョウの紅葉とは異なってるところが一押しポイントです!
実はこの永昌寺、「どうだんつつじ」という「つつじ」科の植物が紅葉の主役なんです。
つつじって言えば初夏にかけて美しい花で山を彩りますけど、こちらの「どうだんつつじ」は葉っぱが普通のつつじほど大きくは無いものの、それが秋になると葉が一斉に真っ赤に色づくことで知られているんです。
兵庫県では但馬地方の豊岡に行くと「安国寺(安国禅寺)」というやはり「どうだんつつじ」で有名なお寺がありますが、こちらも紅葉すると真っ赤となり、その鮮烈な赤は人を惹きつけてやまない魅力があるんですよね。
と、ここで気づいたのですが、永昌寺も豊岡の安国寺と同じく宗派は禅宗ということで、もしかしたら禅のお寺のなかには「どうだんつつじ」の美しいお寺が探せばもっとあるんじゃないか?と・・言うのは考え過ぎですかね~?(笑)
さて、永昌寺の「どうだんつつじ」は境内を囲う少し上部の段に植えられており小さな日本庭園越しに鑑賞するのがベストだと思います。
やはり禅宗のお寺らしく、枯山水めいたすっきりしたお庭と「どうだんつつじ」はお互いが対比し合って非常にマッチした光景だと感じましたよ。
お寺の中に、鑑賞できる部屋も用意されていた皆さん、思い思いに楽しむことができます。
部屋はあったかくされてますので、寒い日も安心!ですしね。
それに、こちらの紅葉を楽しむのに料金は無料!ってすごくないですか?
なので、あまりにも申し訳ないので、お賽銭箱に気持ちをお入れしてきました。
お寺の方に聞きますと、まだまだつつじを増やそうと今年は頑張って新苗をお手植えされたらしいですが、夏の猛暑でほとんどが生育不能に陥ったそうです。
それでも何がしかは生き残って根付いたらしいので来年以降を楽しみにされてるそうです。
ここのところ日本も異常気象が続いて紅葉が綺麗に見られない年もありましたが、もみじやその他の紅葉が今一つでもはずれがないのが「どうだんつつじ」だと思います。
皆さまも来年以降、是非、永昌寺さんまで足を運ばれて、過ぎゆく秋の一日をお過ごしいただければと思います。
尚、年によって公開時期が決められますので、あらかじめネット等で御調べ下さい。
公開時期にはお寺の中で手作り品や個人の写真、絵画等の作品が展示され拝見できます。
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