こちらのページでは京都の梅の名所を行事に合わせて見に行こう!
ということで
「北野天満宮」(きたのてんまんぐう)プラス「龍安寺」(りょうあんじ)
「随心院」(ずいしんいん)プラス「勧修寺」(かじゅうじ)
のお訪ねスポットをご紹介したいと思います。
勿論、他のページでご案内した、「車でまわる編」、「歩きと地下鉄でまわる編」でオススメした名所と穴場の場所を組み合わせるのは自由!
みなさまの行動に合わせて独自のプランづくりをお楽しみいただければと思います。
また、開花情報につきましては京都新聞さんが毎年出されている情報が一番参考になると思いますので、是非チェックしておいてください
(たとえば去年の梅の記事はこちら)。
それと、京阪電車の沿線でしたら、沿線に近い梅の名所の開花情報がメインの駅(たとえば三条京阪駅等)の改札口付近に掲示されてたりしますので、気づいたらこちらもチェック!してくださいね!
さて、まずは名所中の名所!「北野天満宮」(きたのてんまんぐう)ですね!
「北野天満宮」の梅情報に関してはかなりの数のサイトで紹介されてますので、こちらからお読みいただければと思います。
で、「北野天満宮」さんのこの時期のメインの行事って言えば「梅花祭」(ばいかさい)なんですね!
ご祭神である菅原道真(すがわらのみちざね)さんの命日にあたる2月25日に行われます。
毎月25日に「天神さん」という市が開かれ、参道は多くの屋台などで賑わいますが、この日(2月25日)は年に一度の祥月命日(故人が死んだ月日と同じ月日)なので特別人出も多い日です。
それに「梅花祭」が催されますので、ものすごい人で溢れますね!
その「梅花祭」では「野点大茶会」(のだてだいさのえ)っていう、境内の一画でお茶をいただける行事があります。
この茶会、上七軒(かみしちけん)の芸舞妓(げいまいこ)さんが、露天の境内の一角でお茶をたててくださって、いただくことができるんです。
勿論、有料ですけど、目の前で舞妓さんからお茶をいただくって、私のような庶民にとって滅多にないことなので、カメラ片手に大興奮した記憶があります。
さて、梅の開花も「梅花祭」に合わせるように満開になりますが、年によっては多少、見頃が前後する場合もあります。
境内に梅の花は2000本以上あり、歩いていてもあちこちでも梅の花を目にすることができますね。
そして境内の一画に観賞用に整えられた「梅苑」があって梅の開花がはじまると公開されます。
入苑料は中学生以上の大人700円、小人350円ですが、内部にある茶店で簡単なお茶菓子と梅のお茶をいただくことができます。
アクセス方法は市バスであれば「北野天満宮前」で降車してすぐが参道です。
京福電車であれば、北野白梅町駅から徒歩約15分で参道ですね。
参道を歩くこと10から15分ぐらいで「梅苑」、さらに奥の本殿まで行けると思います。
さて、北野天満宮を訪れられて時間があるようでしたら、「龍安寺」(りょうあんじ)の梅も穴場としてお楽しみいただければと思いますね。
バスで行かれてもいいですがちょっとややこしいですし、歩いても約2キロぐらいだと思いますので歩ける人は歩いてみてください。
石庭(せきてい)で有名な「龍安寺」ですが、「鏡容池」(きょうようち)っていう大きな池を回っていると梅林があります。
80本ほどの梅があり、2月中旬頃が見頃となります。
さて、がらっと変わりまして山科(やましな)にある「随心院」(ずいしんいん)をご紹介します。
こちらの「随心院」、小野小町(おののこまち)ゆかりのお寺で梅林も「小野梅園」と呼ばれて約230本の梅が植えられています。
「源平咲き分け(一本の木に赤と白の両方の花が咲く)」と呼ばれる梅があるので是非、見つけて見てくださいね。
この「随心院」では3月の最終日曜日に「はねず踊り」という行事が行われます。
なので、この日に合わせて訪ねられるといいですね!
「はねず踊り」の「はねず」とは「薄紅色」っていう意味です。
この「薄紅色」の衣装をつけて小野小町や彼女に求愛していた深草少将(ふかくさのしょうしょう)に扮した少女たちが踊りを披露してくれるんですね。
この「はねず踊り」が行われる3月下旬に梅も満開となりますので「遅咲きの梅」とも呼ばれています。
「はねず踊り」は11時・13時・15時から約1時間行われます。
拝観料は本堂の拝観、梅園入園料を含めて大人1000円、中学生800円となっていますがもし、梅園だけの入園なら大人500円、中学生300円だと思いますので料金は一応お確かめくださいね。
駐車場は30台ほどしか停められないようですので、地下鉄東西線の「小野」駅から歩かれると良いと思います(徒歩で10分程度)。
そして、時間がありましたら、同じく山科にある「勧修寺」(かじゅうじ)にも回って見てください。こちらが梅の穴場となります。
「氷室の池」(ひむろのいけ)と呼ばれる池の周りや観音堂等の近くにも梅が見られますが、なかでも書院南の庭園内にある「臥竜の老梅」(がりゅうのろうばい)は樹齢300年の貴重な梅です。
今では親木を囲むように子、孫、ひ孫の木が支えあって白い梅を咲かせます。
見頃は2月上旬から下旬となりますので、「随心院」の「はねず踊り」の頃だともう散っている可能性があります。
しかし、その年の気候によっては「勧修寺」の散り始め頃と「随心院」の咲き始め頃が重なる可能性もありますので、開花情報等、要チェックですね!
高校生以上400円、中学生以下200円となっています。
駐車場は40台ほど停められますが、地下鉄東西線の「小野」駅から「随心院」とは反対の方向に歩いて15分ほどでしょう。
以上、本日は「北野天満宮」と「随心院」をメインに「龍安寺」と「勧修寺」の梅をご紹介させていただきました。
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