毎年、年末になるとお正月の用意も兼ねて明石の魚の棚商店街へ出かけるんです。
幼少の頃、明石で育った私にとっては魚の棚商店街は明石やその近辺の方々がその日の食材を求めに集まってくる「台所」っていうイメージが強かったです。
時代は変わって今は観光地の一スポットとして旅のつれづれに訪れられてる方が多い感じ。
それに合わせてか派手な大漁旗が通路の両側に立てられて雰囲気や活気を盛り上げていますね。
字の通り読めば「うおのたな」ですけど、地元では「うおんたな」と呼ばれるのが一般的ですね。
さて、商店街の規模はって言いますと、長さは約350mで110店舗ほどが軒を並べています。
もちろん魚や海産物を扱っているお店が多いんですけど、八百屋さんや明石焼き屋さん、お寿司屋さんも結構見かけます。
中でも明石焼き屋さんが人気あるようですね!
行列の出来ているお店も何軒かあって時間に余裕があれば寄ってみたいところです。
また、東西に長い魚の棚商店街から南北に枝分かれした「べんてん通り」という「厳島辨財天社」に続く通りがあるんですよね。
アーケードに掲げられた朱塗りの鳥居が鮮やかなので、すぐ気づかれると思います。
蛇足ですが、魚の棚「商店街」って、なんで魚の棚「市場」じゃないんでしょうかね。
調べて見ますと、商店街っていうのは店が固定されているもの、市場っていうのはある時期やある場所で一定の期間だけ商売がされるものらしいです。
でも、京都の錦市場や大阪の黒門市場っていうのもありますしね~。
なんともわかりません。
さて、明石と言えばタコや鯛が有名ですよね!
ところが、最近は店先にタコの姿があまり見えません!
私の家の近所のスーパーマーケットでもタコの値段が高くて外国産であってもなかなか手が出せないですが、魚の棚でも近海で不漁が続いているようです。
その中で一軒、大きなタコを数匹売ってたお店を見つけて、3,000円の大枚をはたいてゲットしました。
なんせ、他にタコを売ってるお店が無かったので選ぶ余裕もありませんでした。
どうやらそのお店の店主さん、漁師さんらしくて粋のいいタコを捕ってきたらしく、魚の棚商店街の中では一番安いと自慢してはりました。
まだ、生きていたので、墨だししてもらって氷の袋に入れて持って帰りました。
そのときに保存の仕方も教えてもらいました。
なんでも、「塩で良く揉んで水洗いした後、冷凍しておくと、解凍して料理したときやわらかくておいしい」そうです。
そうして保存しておくと二年間はもつそうですよ!
そしてもし、固めが好みなら冷凍しないでそのまま茹でるのがいいとの事。
私は家に持って帰って少しだけ茹でて食べるとなるほど!!
弾力あって少し固めですが、新鮮なので風味も続いていつまででも噛んでいられる感じ。
あとは正月用に冷凍保存!して楽しみに置きました。
そのお店ではずわいガニやセコガニも売ってましたが、「現地で買うより安いよ!」って言われるように確かにまだ生きてる粋のいいカニが一、二割は安いように思いました。
でも、明石でカニっていうのも不思議な感じですよね!
(ワタリガニは別ですが(笑))
他の店を見て回るとやはりカキのシーズンですので、殻つきのものが出回ってました。
カキに関しては兵庫では坂越、岡山まで足を伸ばせば日生も有名ですし、現地で買うのと値段的にはどっこいどっこいってとこでしょうか。
一個100円前後でした。
あとはやはり鯛、チヌ、ブリ、が多い感じですかね。
季節によって魚も変わるので春夏秋冬訪ねてみるのも面白いと思います。
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