外に出てみると、なんらかの工事現場に出くわすことが多いですよね。
下水道やガス、道路の舗装工事もそうだし、土木工事やビルの建設現場、電気や通信関連工事等、人が生活するところに工事あり!という感じですね。
さて、私もいろんな工事現場に関わる仕事をしてきて持ってて便利だな~と思う資格(あるいは技能講習の受講をしないと従事できない仕事)がいくつかあって、これから就職したり転職されたりされるときの参考になればと思って記しておくことにしました。
最初に記しておきたいのは司法試験や公認会計士等の一生モノの難関資格の話ではありません。
あくまで、建設現場や工場勤務、ときにはオフィスワークにおいても「持ってる人がいて良かった」「自分も持ってればな~」と思った資格について書いておきました。
世の中、人手不足が顕著となってきましたね。
なので、人材不足を補うため、外国人労働者を受け入れる法律が国会で早期成立をめざして物議を醸しだしています。
さて、そういった人手不足と共に今まで工事現場や工場等の一線で活躍されてこられた「有資格者」の方々が次々と定年を迎えられ、後を引き継ぐ資格を持った後輩の不足も目につくようになってきました。
で、難しい話はさておいて、
今、工事現場等で持っていたら役に立つ資格はなんだろう?といくつかピックアップしてみました。
まず、「玉掛け」です。1t以上のものをクレーンとかで吊り上げるためには玉掛けの技能講習を修了した者しか従事することができません。
で、玉掛けってなに?ということですが、「クレーンなどに物を掛け外しする作業のこと」で、ぶっちゃけて言えば、重いモノを吊り上げるときにそのモノやクレーンの吊り上げる部分(フック)にワイヤーロープを掛けたり外したりすることです。
玉掛け作業者とは、吊り上げたモノをクレーンの運転手(オペレーターさん)に合図を送って目的の場所まで誘導して降ろしてもらう作業をする人のことですね。
街中のビル建設現場などで、クレーンの周りでヘルメットを被った作業員がビル内の設備や道具類などを吊り上げるために合図を送ったりしている光景を見かけることもあると思います。
彼らはれっきとした玉掛けの講習を受けた方で言ってみれば有資格者なんですよ。
続いて持っておきたい資格は大型免許です。
勿論、既に普通免許を持っておられることを前提としての話ですが、物流業界においても人手不足が深刻化してきました。
昔、トラック野郎という映画があって、トラックの運転手に憧れた人も多かったんですが、ここにきてまた需要が高まってきました。
いくらロボットやAIの時代と言ってもモノを運ぶのはまだまだ道路や線路を使った輸送サービスがメインです。
製造業や建設業等、様々な分野で活躍が期待でき、おそらく選び過ぎなければ職にあぶれることは無いでしょう。
溶接関連
次に、地味に役立つのがガスや電気の溶接の資格です。
溶接っていうのは火花を散らして鉄と鉄を引っ付ける技術のことですよね。
もちろん、接合する(ひっつける)と言ってもいろんな素材があるので、その素材に応じた溶接技術が必要ですが、とりあえず、ガスとアーク(電気)の溶接の技能者資格を持っておくと非常に役立ちます。
現場で溶接が必要な状況が起こるってこと、結構あるんですよね。
そうしたときにさらっと溶接作業できる人ってちょと尊敬の念を持ったりします。
以上、とりあえず、3つの資格をあげましたが、次回はさらに有利になる資格を私の感じた範囲で書いてみたいと思います。
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